家にいるのが一番長いのは、 多くの場合「お母さん」なのに、また、代々教師の家庭に育った母は、 当たり前のように小学校の教師になりました。 家庭訪問で、子どもと家庭環境、 間取りの関係性があることにも、 疑問を持ちました。 そんなころに、実家の新築工事の 現場監督をしていた父と出会い結婚。 工務店設立にともなって、 母は学校の先生をやめて、 父の仕事を手伝うようになりました。 母の仕事は経理と雑務。 工務店としての家づくりは父の仕事で、 母はあくまでお手伝い。 思うことがあっても、何かを意見できるような 環境にはありませんでした。 けれど、 父のつくる家は、母の目には お世辞にもいい家には見えませんでした。 家にいるのが一番長いのは、 多くの場合「お母さん」なのに、 当時、家という大きな買い物はどこの家でも 男の人をベースに話し合いが進められ、 家を買う家族の中で 「お母さん」の意見を取り入れることは あまりなかったように思います。